こんなお悩みありませんか?

  • 遺言には、決まりやルールがあるのだろうか
  • 相続のもめ事を、他人へ知られないように解決したい
  • 遺産どころか、多額の借金を引き継ぎそうだ

財産をのこす側の問題

遺族間の争いが目に見えているのであれば、遺言を上手に活用してみてはいかがでしょうか。その際には、公証役場で公証人が作成する「公正証書遺言」が確実です。費用はかかりますが、無効にならないような書き方をしてくれますし、保管も任せられ、ご本人の遺言作成能力を担保してくれます。

遺産を受け取る側の問題

負債などマイナスの遺産を負担する場合は、プラス分も含まれますが、相続を放棄することができます。また、遺言などが理由で相続から外されてしまったときには、「遺留分減殺請求」を検討しましょう。相続人には、一定額の財産を受け取る権利が保障されています。

相続相談を弁護士に依頼するメリット

遺言や諸制度がどう絡んでいるのかをご説明し、ご依頼人が受け取れる相続財産を最大化します。また、まとまらない遺産分割協議を専門家の立場から仲裁し、全員の合意を得られるようなご提案も可能です。

相続問題についてのケーススタディ

遺言書の無効を争ったケーススタディ

ご相談内容
次男からのご相談。長男に全ての遺産を相続させる内容の遺言が発見されたが、父はそのころ認知症で入院をしていて、字を書けるような状態ではなかった。兄が後ろで糸を引いていたのではないか。
当事務所の対応
主治医に確認をしたところ、遺言が作成できるほどの判断能力は持っていなかったとのこと。遺言無効確認の訴訟を提起してみましょう。
結果
遺言書が無効とされ、法定相続分による遺産分割が行われました。
ポイント
自筆証書遺言の注意点は、公正証書遺言と違って第三者の関与がないため、特定の相続人に有利となるような内容が容易に作成できることです。こうした場合、本当に本人の意思なのか、あるいは判断能力があったのかが問題となります。立証の手段はさまざまに考えられますが、主治医による意見書やカルテなどが典型といえるでしょう。

特別受益と寄与分のケーススタディ

ご相談内容
次女からのご相談。姉が結婚するとき、母からマンションの購入資金として500万円を受け取っていた。一方の自分は、認知症の母をずっと介護していて精神的な負担が大きかった。こうした格差は、相続に反映されないのか。
当事務所の対応
反映できます。長女が受け取った500万円は「特別受益」として、ご本人の介護は「寄与分」として主張することが可能です。陳述書を提出したいので、亡母の様子や介護の状況について詳細な内容を書き記してください。
結果
調停の申立てをした結果、「特別受益」の全額と「寄与分」の一部が認められ、これらを勘案した遺産分割が行われました。
ポイント
「特別受益」とは、生前贈与のような相続分の前渡しと認められる法律行為のことです。今回のマンション購入資金は、もちろん特別受益に該当します。
「寄与分」とは、特別の貢献があった相続人に、相当額の財産を取得させる仕組みです。財産の維持や増加などの「目に見える効果」が必要で、生活を共にしていた程度では認められない場合があります。

相続問題についてのよくある質問

Q

相続財産に含まれないものはあるのか?

A

争点になりやすいのは、生命保険金や遺族給付などでしょう。受取人だけが持つ固有の権利とみるなら、相続財産から外されます。ただし、生命保険の受取人が亡くなった本人である場合は、遺産と同じような考え方をするのが一般的です。

Q

相続の話し合いは、いつぐらいから始めるべきか?

A

四十九日の法要を機に、集まった皆さまで相談されてみてはいかがでしょうか。相続税を納める必要があるのなら、納税期日である10カ月後までに、意見をまとめておきましょう。

Q

財産がそんなにないので、相続を放置しておいても構わないのでは?

A

世代が下っていった後のことを考えてみてください。そのときにトラブルが生じると、どこまで巻き戻していけば良いのか不明になってしまうでしょう。金額の多寡に関わらず、世代ごとに財産の帰属先を明らかにしておくよう心がけてみませんか。

相続問題のよくある質問記事一覧

Q.相続の配分はどうなりますか?

Q.私は祖父の相続人になれるのでしょうか?

Q.相続に当たって遺産分割の申立はどこにすればよいでしょうか?

Q.兄が生前に母から贈与を受けているのですが、相続はどうなるのでしょうか?

Q.何もしない妹と相続分が同じなのは納得がいかないのですが、寄与分とは何ですか?

Q.遺産の全部を相続させる遺言がある場合、私は相続できないのでしょうか?遺留分とは何ですか?

Q.兄が内縁の妻に全部の遺産を贈与する遺言をしていたのですが、兄の相続にあたって弟の私には遺留分がないのでしょうか?

Q.父の相続にあたって遺留分を請求したいのですが、どうすればよいでしょうか?

Q.私の相続のことで自筆証書遺言を作りました。内容を変更したいのですが、どのような方法でするのでしょうか?

Q.母の相続にあたって自筆の遺言書が見つかりました。遺言書は封印されているのですが、開けて見てもよいでしょうか? 

Q.父の相続にあたって自筆の遺言書が見つかりました。検認が必要と聞いたのですが、検認によって遺言は有効になるのでしょうか?

Q.遺言書を偽造した弟は相続できるのでしょうか?

Q.暴力を振るう長男に相続させないためにはどうしたらよいでしょうか?

Q.借金を相続しないために相続を放棄することはできるでしょうか?

Q.相続放棄の期間を過ぎた後に相続放棄をすることはできないのでしょうか?

Q.父の相続にあたって生命保険金で借金を払わないといけないのでしょうか?

Q.内縁の妻が受け取った死亡退職金は相続人に渡さないといけないのでしょうか?

Q.相続にあたり墓地の承継はどのように決めるのでしょうか?

Q.相続にあたって遺骨を取得する人はどのように決めるのでしょうか?

Q.相続開始後の不動産の賃料はどのように分けるのでしょうか?

Q.葬儀費用は喪主が全部負担しないといけないのでしょうか?

Q.弟に贈与された自宅の購入資金は相続で考慮されないのでしょうか?

Q.母の土地を無償で使った場合、相続財産から弟にその利益分を払わないといけないのでしょうか?

Q.相続にあたって兄がもらった学費は考慮されないのでしょうか?

Q.兄が受け取った父の死亡保険金は相続で考慮されないのでしょうか?

Q.父を介護した私は弟より多く相続できないのでしょうか?

Q.父の仕事を手伝ってきた私は兄より多く相続できないのでしょうか?

Q.遺産分割の手続はどうしたらよいのでしょうか?

Q.相続人の間で不動産の取り扱いの意見が違う場合、遺産分割はどうすればよいでしょうか?

Q.自分で遺言を作りたいのですが、書き方を教えてください。

Q.父の自筆の遺言書を発見したのですが、何か手続は必要でしょうか?

Q.私の相続のことで公正証書遺言を作りたいのですが、どうしたらよいでしょうか?

Q.認知症の父が書いた遺言は無効ではないのでしょうか?

Q.全財産を兄に相続させる遺言があるのですが、私は一切財産をもらえないのでしょうか?

Q.兄に遺留分を請求しているのですが、話し合いに応じません。どうしたらよいでしょうか?

 

相続問題の相談を迷っている方へのメッセージ

故人の銀行口座を解凍するときや登記を変更する場面などで、「遺産分割協議書」の提出を求められるケースがあります。遺族間の合意が前提となりますので、いずれにしても話し合いの場は避けられないでしょう。少しでも不安要素があるなら、あらかじめ弁護士と打ち合わせておくとスムーズです。

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